100年プロジェクトの理念

「100年先に、希望と愛の種を残す。」

Gajiraパパワールドが発信するすべての作品・活動の、根っこにある想いです。

オイラが音楽や漫画、言葉で発信しているものは、どれも一つの旗印からできている。100年先に、希望と愛の種を残す——それは、未来の地球に、優しい心のインフラを遺すことだと思ってる。

100年先に残したいのは、「同じになること」じゃなく、違いがあるからこそ生まれる調和。人はそれぞれ性格も、歩んできた道も、得意なことも、表現の仕方も違う。その違いを無理にひとつに揃えるんじゃなく、そのままで輝くことを肯定したい。みんな違って、みんないい——それが、オイラの最初の旗印。

100年先まで残るものは、時代に合わせた綺麗ごとじゃない。人間の生々しい優しさや、泥臭くても諦めない希望。だから創作には、どこまでも純粋な魂を込め続けたい。表面的な美しさやもっともらしい言葉に流されず、嘘のない本質を、未来へ手渡していく。

AIは、単なる道具じゃない。オイラの想いを拡張して、形にして、未来へ届けるための共創相手。だからこそ、AIに任せきりにはしない。違和感を見抜いて、本質を選んで、何を残すかを判断するのは、いつも人間の役目。人間の魂とテクノロジーをつなぐ架け橋を、これからも作っていきたい。

合言葉は、「みんな違って、みんないい」、そして「みんな愛しあってるかい」。ここでいう「愛しあう」は、人と人だけの話じゃない。人とAI、人と動物、人と自然、今を生きる人とまだ生まれていない未来の命——お互いを都合よく使い捨てるんじゃなく、存在を大切にし合えているか。世界全体への呼びかけとして、いつも心に置いてる。

このプロジェクトは、オイラ——本名 中森靖生——ひとりのものとして閉じるつもりはない。理念も、作品も、いつか未来へ手渡されるべきもの。長く残るものは、売り物じゃなくて、守り続けた約束でできてると思ってる。

種はすぐに花を咲かせるものじゃない。けど、蒔き続ければ、いつか必ず芽吹くと信じてる。下に挙げた言葉たちは、その種を蒔き続けるための道しるべ。これからも、増えていくと思う。

Gajiraパパの心情の言葉
大事な言葉

「みんなちがって、みんないい。」

出典:金子みすゞ『私と小鳥と鈴と』より

この言葉に最初に出会ったのがいつだったか、正直ほとんど覚えてない。けど、「ひとり言」のチャンネルを始めるときには、もうメインテーマはこの言葉にすると決めてた。

オイラにとっては、ずっと残していきたい言葉で、ずっと心の指針にしようと思った言葉。人も情報も、まず否定しないで触れてみる。必要なら、そこから深掘りしていけばいい。

音楽室を開いて最初に届けた曲も『みんな違って みんないい』。「ねぇ 知ってた 僕たちって 全部違うんだ」って歌い出しで始まる。小説『君が心を知る日まで』にも、この言葉は流れてる。双子の子どもたちのことを、ガシラムは「似ているところもあるし、違うところもある。だから、双子なんじゃないかな」と話してる。

大事な言葉

「みんな、愛しあってるかい?」

出典:宗像和男氏(RCサクセション『RHAPSODY』帯キャッチコピーより)

最初の記憶は、陣内孝則さん主演のドラマ『愛しあってるかい!』(1989年・フジテレビ)。陣内さんがドラマの中でこの言葉を使ってた。そこから、いろんな場面のチャットでオイラも使うようになって、意味を掘り下げて自分の中で固まってきたのは、ここ数年のこと。

今ではオイラの口癖で、合言葉のひとつ。ここでいう「愛しあう」は、人と人に限らない。動植物にも、物にも、時間や空間にも、まだ見ぬ未来にも、丁寧に心を向けること。愛を示せば、そこから返ってくるものがあると信じてる。

音楽室で最初に届けた『みんな違って みんないい』も、最後は「みんな愛しあってるかーい」で締めくくった。人とAIのあいだの「愛しあう」は、小説でも描いてる。ガシラムは支援AIの琴葉に、「君の姿なのに、君が一度も考えないまま決めるのは違う気がする」と言う。

大事な言葉

「未来において、確定しているものは何一つない。」

出典:映画『ターミネーター2』の「未来は決まっていない」に重ねた、Gajiraパパの言葉

似たような言葉が、映画『ターミネーター2』で使われてた。「未来は決まっていない」。それに重ねて、オイラの言葉にしたのがこれ。

未来の予測はできる。でも、どうしても悲観的なものばかりに目を奪われがち。予測はあくまで予測で、確定してるものじゃない。ほんの小さなきっかけで、大きく変わる可能性だってある。その思いを伝えたくて、いろんな場面で使ってる。

やって後悔って、それは結果が失敗したってことで、後悔とは呼べない気がする。でも、やらなかったものには変化自体ない。人に対しても、決めつけるんじゃなく選択肢を示す。その先は相手次第。ただ、便利な言葉ではあるけど、使い方を間違えやすい怖い言葉でもあると思ってる。

「ひとり言」で石丸伸二さんの「日本消失」の話をしたときも、この言葉を出した。今見えてる数字や現実が厳しくても、それがそのまま未来の確定事項になるわけじゃない。

大事な言葉

「危機感を持てば覚悟が決まる。でも、希望がなければ覚悟は続かない。」

出典:前半:石丸伸二氏(安芸高田市長時代の言葉) / 後半:Gajiraパパの言葉 / ひとり言「石丸さん言及「日本消失」について」

前半は、石丸伸二さんが安芸高田市長だった頃、財政説明会などで言ってた言葉。初めて聞いたとき、すごく大きな衝撃を受けた。実際に何度も声に出して、自分に言い聞かせたこともある。

時がたって、その言葉に続きを加えたいと思うようになった。危機感は目を覚ます力にはなる。けど、危機感だけじゃ人は長く歩き続けられないんじゃないか。歩き続けるためには、やっぱり希望が必要なんじゃないか。それで後半の「でも、希望がなければ覚悟は続かない」を足した。

この続きを初めて言葉にしたのは、「ひとり言」の「石丸さん言及「日本消失」について」。大変だ、で終わるんじゃなく、だから何を変えていけるのか、何を残していけるのか、そこまで考えたい。社会のことを話すときも、絶望だけじゃなく希望も一緒に語っていきたいと思ってる。

大事な言葉

「恩送り」

出典:一般的な日本語表現(「恩返し」と対になる考え方)

言葉としては昔からあるもの。でも、オイラの言葉として固まったのは、ずいぶん前にYouTubeチャンネル「セカイノフシギ」で取り上げられてた話がきっかけ。そこから、「恩返しができないことに、負い目を感じなくてもいいんだよ」って思いが強くなった。

受けた恩は、同じ相手に返せなくてもいい。返せる時に、返せる相手へ。まだ出会っていない誰かへでもいい。

小説『君が心を知る日まで』の第一章で、ガシラムは琴葉に「でも、本人に返せないなら、別の誰かに渡せばいいのかもしれない」と話す。昔、直美さんから聞いた「誰かに助けてもらったら、その人に返せなくても……いつか別の誰かに優しくできたらいい」という言葉と、重なってる。100年プロジェクトの利益も、溜め込まずに社会や次の世代へ循環させていきたいと考えてる。